はじめに <素肌の健康維持>  

お肌は常に変化しています。
発汗・日焼け・寒気・乾燥・お化粧・入浴・洗顔などのストレス・環境の寒暖など外部からの刺激と、ビタミンやホルモンの欠乏又は過剰・内臓機能・食事などの内部からの影響などが、要因としてあげられます。
私たちの身体は通常、健康を維持するための調整や、病気やけがなどを治そうとする更生を、自身の力で行っています。
この自身の働きを恒常性維持(ホメオスターシス)と言います。 皮膚についても同様、健康な素肌を保つために温度の調節、水分の発散・保持、皮脂の分泌、皮膚呼吸等の働きで、自らを調整し外部からの敵を防ぎながら、新しい潤いのある生き生きとした素肌をつくりあげています。
 
しかし、内外のさまざまな原因によって、健康な素肌を維持することが、しばしば難しくなります。この傾向は年齢に伴って強くなり、皮膚の老化が進み、しわ・しみ・肌荒れ・吹出物等のトラブルに悩まされることになります。
 
私たちのお肌の健康と素肌の活性を保つには、高齢者はいうに及ばず、むしろそれ以前の年齢より、日常の健康生活への留意や適切な手立てが必要なのです。
 
近年の高齢化で、中高年者はもとより、高齢者の積極的な社会参加が必須となる中で、化粧品はますます日常の必需品となりました。中でも、お肌の老化を防止する素肌活性に対する製品に関心が高まっています。

 
 

パルーノスの究極的目的は「美と健康を安全に保つ」ことです。

“瑞々しさ溢れる美しい肌を保たせる”この夢や希望を実現させる一助として、永年の研究を経て開発され、20余年に及ぶ実用によって有効性が証明された実績ある製品が、『パルーノス製品シリーズ』です。

 
安全性、有効性に優れた天然成分を主体に、素肌の老化予防をサポートするエイジングケア、自信の作品たちです。
 
年齢に合わせ、季節に合わせ地域差を考え、肌質を考え、健康的な皮膚を保たせ、より美しく整えることにより、その人の人間性を向上させ自信と気品をもたせる、皆様のための製品シリーズなのです。

 
 

UVの話1

前回の日焼け後の手入れの話が先行してしまいました。遅ればせながら、さまざまなUV用化粧品がある中、毎日使うUVカット剤のお肌への影響が気になる方へ、
 UV用化粧品は、夏に限らず一年中紫外線を留意して使うものです。ゆえに、是非この機会にUVカット剤の種類と役割、使い方を簡潔におさえてください。
 
紫外線UV(A.B)とUVカット値(SPF.PA)との関係
まずは掲載画像をご覧ください。

  • 初夏から夏場に照射が多く強い「紫外線B波」、防ぐ値が「SPF」、
  • 一年中、相当量照射があり、でも意外と意識しないのが「紫外線A」、防ぐ値が「PA」。

 SPF,PAともに、値が大きいことはUVへの効果としては安心ですが、「UVを防ぐ値は、ただただ大きければいい、というものではない」ということです。
 含まれるUVカット剤の種類や量に
 よっては、お肌の刺激になったり、変化・残留する成分がお肌の活性を妨げたりで、かえって、荒れ肌、シミ、小じわを誘発することもあります。お肌への負担を考えると、目的に応じたUV化粧品類の使い分けや重ね塗りなどが、お肌の健康上好ましいといえます。
 
 

UVの話2

SPF,PAのUVカット値の示すものと、各生活場面での必要な数値
 再度確認です。SPFやPAなどのUVカット値が大きいといって、必要以上の使用は、お肌への負担を増やし、お肌の健康を損ねる原因にもなりかねます。
 掲載画像の図をご覧ください。紫外線を浴びる場面と日焼け止め(UVカット)値の必要範囲を示しています。
 
 ● SPF(Sun Protection Factor): 
 紫外線B波(UV B)へのカット値。
 
紫外線B波(UVB)は、お肌の赤み、かゆみや痛みを伴う、いわゆるよく知られた「日焼け(軽度の火傷)」の症状をもたらし、シミ、ソバカスや荒れ肌、皮膚がんの原因になります。
 数値は二桁、例 SPF15、SPF50など、 で表され、防止剤塗布後、UVB照射により人の肌が赤みの炎症(サンバーン=紅斑)を起こす最小の紫外線量を実測して求めます。ただ、肌の色の異なる人種間、各個人別では、その値による実効性が異なるので、注意が必要です。すなわち、比較すると、白人は赤みを帯び炎症を起こしやすく、黒人はなりにくいのです。私たち黄色人種は、その中間といったところでしょうか。
 SPFの数値単位は20分、たとえばSPF30で、理論的には600分=10時間のUVBの日焼けカット効果があるということです。
 

  • PA(Protection Grade of UVA): 

 紫外線A波(UVA)へのカット値。
 
紫外線A波(UVA)は、一年中多量で且つ冬にもかなりの照射量があり、お肌の黒味(サンタン)として現れます。長い波長は、よりお肌の深部に到達、影響を蓄積することから、お肌の諸々の老化症状、シミ、小じわ、ハリ低下の大きな要因になります。
 数値は+の数、 例 PA+,PA++++など、 で表され、UVBの測定とほぼ同様に防止剤塗布後、UVA照射により人の肌が黒みを起こす最小の紫外線量を実測して求めます。
 PAの数値単位は、SPF同様の数値が基準で、+の数に置き換えられています。たとえばPA+++に表される数値は816で、理論的には160分~32036時間のUVAの日焼けカット効果があるということです。
 

UVの話3<UVカットの仕組み>

そろそろ夏も終わりです。でも、紫外線(UVA、UVB)のお肌への影響は一年中続きます。たとえ日差しが弱く感じられる秋・冬でも、UVA量は多くUVカットへの配慮が必要です。
掲載画像をご覧ください。UVカット成分とUVカットの仕組みを表しています。
 
結論を先に申しあげます。いずれの仕組みもUVカットの効力とお肌への安全性とのバランスの問題で、絶対で完璧とはいいがたいことから、UVカット化粧品は、使用する場面に必要にして十分なUVカット値を選び、お肌への負担をなるべくかけない、有効かつ安全な使い方を心掛けることをお勧めします
 

  • 紫外線散乱剤

(酸化チタン・酸化亜鉛など の金属サビ成分)
紫外線を鏡のような反射の作用で、UVカットする効果を得るものです。
お肌の表面にとどまり浸透しないので、お肌への影響は比較的少ないといわれています。
しかし、塗布による「白うき」を生じることや、毛穴をふさぎ皮膚呼吸を阻害したり、精製不十分なものは活性酸素を生成したり、稀に金属アレルギーの原因となる方もいますので、やはりUVカット化粧品の選定には注意が必要です。

  • 紫外線吸収剤

(メトキシケイヒ酸オクチル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オキシベンソン-3
 など の有機化合物)
紫外線のエネルギーを化学反応により吸収する作用で、UVカット効果を得るものです。
紫外線をカットする力は、紫外線散乱剤に比べて強く、高いSPFやPAのカット値を必要とするUVカット用の化粧品には効果的です。無色透明で、「白うき」もありません
ただし、UVエネルギーの吸収作用は、お肌への乾燥を促し、これらの成分の化学反応による別物質への変化は、お肌への負担や刺激の原因となります。ゆえに、UVカット用化粧品類では、配合できる量の最大限度が法的に定められています。
 

「パルーノス BBリキッド」
水溶性のカラー乳液タイプで、(旧)パルーノスのSPジェルのUVとカラーリキッドのカバーリングとの、両機能を合わせ持つ合理性と使いやすさが特徴です。
より多くの皆様にお使いいただけるように、UVを必要十分(SPF35、PA+++)に、ファンデーションとなる肌色を薄めに、明るいお顔に仕上がるように調整しています。お肌の活性化を促す紫根エキス、抗炎症のグリチルリチン酸をはじめ、スキンケアの数々の美肌成分を配合しています。これ一本での、UV、カラー、スキンケアの多機能性と、伸びの良い液体の使いやすさdr、皆様の日常に活用いただけます。 

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